「システム紛争セカンドオピニオン・サービス」とは、弁護サービスと並び、紛争の一方当事者のために紛争解決を支援するサービスです。弁護サービスでは、紛争解決のため、新たに代理人となって訴訟や調停を行いますが、「システム紛争セカンドオピニオン・サービス」では、既に代理人がついて訴訟や調停が進められている場合に、そこでの主張や立証のあり方をシステム紛争の専門技術的視点から検討・評価し、これに基づく助言をセカンドオピニオンとして提供します。
セカンドオピニオンは、主に医療分野で、患者自身が病気の治療にあたって主治医にすべて「お任せ」するのではなく、複数の医師の意見を求めることでより適切な治療法を自ら追求する、という考え方から普及してきたものです。システム訴訟は、いまだ「治療法」が確立されていない「難病」であり、このような取組みの必要性が極めて高いと言えます。また、現に紛争解決にあたっている代理人がシステム紛争の分野に十分な経験を有しない場合には、代理人がセカンドオピニオンによって専門性を補充して頂くこともできます。